IoT入門(Blynkを使ってみよう!)
初めての投稿になります。拙い文章ですがご了承願います。
私たち無線部のArduino講習会にて実施したIoT入門(Blynkを使ってみよう!)をまとめてみたいと思います。
内容は以下の通りです。
- Blynkの概要と今回の目的
- 今回の仕組み
- スマホ側の設定
- Arduino側の設定
- PC側の設定
- 動作
- 最後に…
1.Blynkの概要と今回の目的
概要
スマートフォンアプリからArduinoなどの基板を含むデバイスをネットワークを介して制御できる。
目的
スマートフォンを操作して、PCと接続されたArduino(イーサネットシールドは不使用)によってLEDの点灯を制御する。
2.今回の仕組み
Blynkアプリの仮想ボタンをタップすると操作情報がインターネットを経由しWi-Fiに接続されたPCに送られて、Arduinoに書き込まれたプログラムが動作するという仕組みです。
にしても、いらすとやさんは便利ですね。何でも揃ってます。
3.スマホ側の設定
3.1 新規プロジェクト作成
今回のプロジェクト名を「Blynk_LED」とし、今回使うボード(ArduinoUno)、接続の種類(USB)に設定します。
3.2 仮想ボタンの設定
OUTPUTの項目にはLEDのアノードと繋がっているArduinoのピン番号を指定(今回はデジタルピン13番)します。
またMODEの項目ではボタンの種類を変えることができます。
PUSH:押したら元の状態に戻る
SWITCH:押したらその状態を保持
Windows10だと
ドキュメント/Arduino/libraries/blynk-library-master/(examplesなどのフォルダやファイル)
のような構成にします。(Macは分かりません…ごめんなさい)
注:このようなライブラリのインストール方法はあまり賢くないので他サイトでは違う方法が紹介されているかもしれませんが自分の方法を書いておきますね。
4.2 スケッチ
「3.1新規プロジェクト作成」のときにBlynkからメールで「AuthToken」という個体識別番号?的な文字列が送られてきます。それを下記のスケッチの該当部分を書き変えて、スケッチをArduinoに書き込んでください。
-----------------------------------------
#include <BlynkSimpleStream.h>
char auth[] = "ここにメールで送られてきたAuth Tokenを記述する" ;
void setup()
{
Serial.begin(9600) ;
Blynk.begin(Serial, auth) ;
Blynk.syncAll() ;
}
void loop()
{
Blynk.run() ;
}
-----------------------------------------
スケッチはマイクロファンラボ様のスケッチを使用させて頂きました。
4.3 配線
配線は以下のようにします。デジタルピンの番号は「3.2仮想ボタンの設定」のときに指定したピン番号と一致させてます(今回はデジタルピン13番)。
豆知識
LEDの足が長い方はアノード(+)と覚えがちですが、足を切ったりするとどちらか分からなくなります。ですので、LED内部の金属部分の面積が”小さい”方がアノードと覚えるといいです。いつの日か役に立つかもしれませんね(笑)
5.PC側の設定
ドキュメント/Arduino/ libraries/blynk-library-master/scriptsにおいて
blynk-ser.batを右クリックし「編集」を選択。(下記画像)
Arduino IDEのツールにあるシリアルポートからArduinoが繋がったポート番号を確認した後、blynk-ser.batを書き換える。(下記画像の青で選択された部分※画像だとCOM4)
6.動作
- blynk-ser.batを左クリック
- スマホアプリの下記画像の三角ボタンをタップ
- 画面上の仮想スイッチをタップすればLEDが点灯・消灯する
動作している様子は後程Youtubeにて公開します。もしよければご覧ください。
7.最後に…
今回は入門編としてまとめてみました。さらなる学習を重ねてユニークな作品を皆様に公開していければと思います。またマイクロファンラボ様のサイトを参考にArduino講習会を実施し貴重な経験を得る事が出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました‼
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